中小企業で経理事務をしているNamiと申します。
サラリーマンの方で企業年金に加入している方も多いと思います。
私も新卒で入社した会社で、訳もわからず、勝手に加入させられていました。
いや、嘘です。多分、いえ絶対にちゃんと説明されていたはずです(^^;
日本の保険制度は国民皆保険、どれかの保険に加入しています。
公務員とその家族:共済組合
自営業者などの上記以外の人:国民健康保険
75歳以上の人:後期高齢者医療制度
そしてサラリーマンの方は、よく2階建て、3階建てと言われたりしますね。
1階部分:国民健康保険
2階部分:厚生年金
3階部分:企業年金
企業年金は任意の年金制度ですので
すべての企業が入っているわけではありません。
私が企業年金を掛けていた会社を退社したのは、30年以上前のことです。
入っていたことさえ忘れていたのですが、ふとしたことがきっかけで
企業年金のことを知り、そういえばと探してみたら年金証書がでてきた
というわけです(^^;
それには60歳になったら手続きをしてくださいとあります。
当時、年金は60歳でもらえていたんですね。
私は思い出したけれど、もしかしたら私のように、はるか昔勤めていた会社で
企業年金に加入していたのに、すっかり忘れている人もいるんじゃないかなと
この記事を書くことにしました。
企業年金とは
日本の年金制度は20歳から60歳までの国民全員が加入する国民年金
民間サラリーマンや公務員が加入する厚生年金保険があり
これらを公的年金といいます。
それに企業が上乗せをする企業年金があります。
企業年金の種類
確定給付企業年金:企業と従業員との間で決めた規約に基づき、給与水準や加入期間
などをもとに、給付額が決められる。
確定拠出年金:企業が従業員のために掛け金を算出し、その運用は従業員が行う。
個人型はiDeCo(イデコ)として知られていますね。
厚生年金基金:企業が自社とは別に厚生労働大臣の認可を受けた法人(厚生年金基金)
を設立し、その法人が公的年金である厚生年金の給付を代行したうえ
で、企業独自の加算額を上乗せする。
となっていますが、厚生年金基金は経済状況の悪化から破綻をきたし
実質廃止されています。場合によっては企業年金連合会に移管されています。
私の場合も問い合わせてみると、企業年金連合会に移管されていました。
お問合せをしたい方は
あなたの企業年金、お忘れではありませんか?|企業年金のしくみ|企業年金連合会
にしてみて下さいね。
支給される時期
老齢基礎年金と同じで、65歳からの支給です。
退職時に一時金としてもらうこともできます。
最後に今回感じたこと
今回、ふとしたことがきっかけで企業年金のことを思い出し
企業年金連合会を知ることができたので
年金をもらう手続きをすることができましたが
自分から問い合わせて手続きをしないともらうことができませんでした。
結婚して姓が変わったり、引っ越しして住所が変わることもあります。
お手紙が、届かず知らないままになっていることも多いそうです。
せっかく掛けていたのに、もらい損ねることのないように
もし昔、企業に勤めていたことがある方は一度確かめてみて下さいね。
最後までお読みくださり、有難うございました!